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FM-Aシャーシのマッハフレームの改造を紹介しています。
是非ご覧ください!
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あらくんチャンネル 制作メモ
今回の動画は紙飛行機ネタです。
子どもがリアルに紙飛行機にハマっていて、紹介したいと言い出しました。
紙飛行機だとお金もかからず、楽しく工作できるので健全な気がします。
先日初期投資して始めたゲーム実況。
第2弾を行いました。
スマブラ実況 アイクが強すぎる件【超初心者向け】 - YouTube
息子はゲーム実況楽しいようですが、私はちょっと苦手。
編集が大変なんです。
あらくんチャンネルの記録9
「YouTube動画の作り方を教えてくれる体験教室があるけど行く?」
会社帰宅後の夜、私が息子にそう言うと少し考えてから言った。
「うーん。別にいいよ」
息子にとってYouTubeの動画を撮ることは、撮影10回をまたず特別な行為ではなくなっていた。
しかし私がつづけると目の色が変わった。
「自分で撮影と編集をやるんだよ」
息子はかなり驚いたようだった。それが編集を学べる嬉しさなのが、はたまた今まで父任せでよくわかってない編集に挑戦する不安なのかはよくわからない。
息子は企画を考えたり、自分がカメラの前でYouTuberみたいに振る舞うことはとても楽しんでいたが、特に編集はイヤなイメージを持っているようだった。
なぜなら、1番始めに撮影した動画を編集した時、息子は編集にとても興味を持っていて、パソコンで編集を始めた私の横に座って見ていた。しかし、10分もするとリビングでゲームを始めていた。
確かに、パソコン画面にはよくわからない文字がならぶし、編集する様子を見ても何だかよくわからないはずだ。
そして、そんなよくわからない作業を父は4時間もぶっ続けでやっているのだ。
そりゃ、編集に興味を持てるわけがない。
また私の動画編集はテロップやら早送りやら、たくさん映像効果を使っている。きっと息子は自分がすぐに真似できないことくらいは察しがつき、編集は父任せと考えたのだろう。
YouTube動画制作を通じてパソコン編集スキルくらい学んで欲しいと思っていた私はちょっと残念だった。でもまあ仕方ない。
そんなことがあってからYouTube動画制作の体験会に参加することとなった。
ちなみに小学生を対象にしたYouTuber アカデミーいうスクールの体験会で、一年を通した長期プログラムも実施している。
YouTuber Academy(ユーチューバーアカデミー)
体験会には息子の他もう1人の小学生が参加していた。教えてくれるのは人気YouTuberではなく、YouTube動画制作のスキルを持っているだろう大学生だった。
そのことを事前に息子に伝えると残念そうだったが、実際に体験会に参加すると、楽しいお兄さんお姉さんが優しく教えてくれたずいぶん楽しそうだった。
体験会ではまずインターネットのリテラシーをクイズを交えて教えてくれた。
自分の名前や住所を特定できる情報を出さないことなど、あたり前だが子どもがうっかりミスしてしまいそうなことをケアしてくれた。
実際、YouTubeでは名前や住所を公開してしまって問題となっているチャンネルもある。
また、子どもYouTuberはその自由気ままな表現が見る人に不快感を与えるケースが少なくなく、それをいじって笑いにしているYouTuberもいる。
子どもがYouTube動画に出ている我が家としてはかなり心が痛むのだが、その子どもの炎上させた動画にも問題はあるので何とも言えない。そうならないようにインターネットのリテラシーは大切だ。
それはさておき、体験会での動画制作のお題は粘土スライムのレビューだった。
粘土スライムとは、スライムと粘土を混ぜたもので、伸ばして遊ぶものだ。
まず子どもたちは三コマの絵コンテのようなストーリーを紙に書く。用紙には画面の構図を絵で描く枠とセリフを書くスペースがある。
息子は渡されたスライム粘土を触りながら絵コンテの内容を考えていたが、なかなかアイデアが出てこないようだった。
息子の普段の撮影では絵コンテなど書いたことがない。簡単に口頭で流れを確認するだけだ。おまけにに息子は私に言わないシークレットネタを入れ込んでくる。絵コンテなど書けるわけがない。
ちなみに隣の2学年下の子はすでに絵コンテを書き始めている。
撮影の時は保護者は退室することになっていて、息子がちゃんと撮影と編集ができるのか不安だったが部屋を出ることとなった。
その後会場に戻ったのは完成発表の前だった。
息子がどんな動画を作ったかというと、何の特筆すべきことのない、小学生が作りそうな動画だった。
でもここで動画を見せられないのがちょっと残念。
なぜなら、わずか1時間で小学生が作りそうな動画のレベルを誰でも作れてしまうのを目の当たりにしたからだ。
映像の必要ない箇所のカット、テロップの挿入、映像の白黒過去、BGM、効果音付けなどが出来てしまうのだ。
息子は四年生だがもう一人の参加者は二年生である。
使った機材はipadと三脚だけ。ipadで撮影し、付属のiMovieで編集。息子はろくにパソコンを操作できなくて心配したが、ipadなら操作ができるらしい。あたりまえだが時代は進んでいるのだ。
息子は自宅に帰ってから、さっそく母親のiPhoneのiMovieを使って写真に音楽を付けてスライドショーを作ったり、妹の紹介動画を作って遊んでいる。
メディアを子どもの頃から使いこなすのがいいことなのかどうかはわからないが、小学生スゲーと思った。
ちなみそんな息子の姿を横目で見ながら編集したのが、こちらのゲーム実況動画。ゲーム実況の編集は2回目だが、本当に面倒くさい。早く息子が編集してくれる日がこないかな〜。
あらくんチャンネルの記録 その8
「こんど紙飛行機の第二弾やろう!」
息子が嬉しそうに言った。動画のためうんぬんではなく、息子は最近紙飛行機飛ばしにはまっていて、いろんな飛行機を折って試していた。
前回の紙飛行機動画ではいろんな種類の紙飛行機を折ってその滞空時間を競った。
同じことをやっても面白くないので、私は同じ紙飛行機でも違う内容でやろうと提案した。
すると息子はちょっと考えて答えた。
「ギネス記録の紙飛行機の作り方とか」
紙飛行機の作り方紹介の動画は悪くない。実際、YouTubeでのものづくりのハウツーは人気ジャンルだ。
ちなみに、息子の言うギネス記録の紙飛行機とは、海外の紙飛行機作家が考案した紙飛行機の折り方で、飛行距離でギネス記録を出した紙飛行機のことだ。
たしかにそれも悪くないが、私はすでにその解説動画の存在を知っていた。というか、息子はその動画を見て折り方を知ったのだ。
「それじゃただのパクリだから、ちょっと工夫しようか」
私はそう言って続けた。
「いろんな種類の紙でギネス記録の紙飛行機を折って、どの素材と大きさが飛ぶか検証しない?」
息子とYouTube動画を作るようになってから、私はよくYouTubeを見るようになった。
いろんな人気チャンネルを見ると、スライム作り、コーラにメントスを入れて噴射させるメントスコーラなど、扱う題材はかなり被っている。
でも誰が紹介するかでその魅力や動画の面白さはかなり異なる。
どんな切り口でどんな演出で描くかが重要なのだ。
というわけで今回は紙の違いでの飛び方を比較することにした。
息子と一緒に紙を選びに行こうと考えていたが、近所に良い感じの店がなかった。独断で私が会社帰りに東急ハンズで数種類の紙を買ってきた。
私のイメージだと、形状の安定する固めの紙がうまく飛ぶように思えた。さらに薄い紙の方が軽くて良く飛ぶと思えた。
店の商品棚をみた結果、A3サイズのケント紙(丈夫で固めで比較的薄い)が一番良いんじゃないかと思えた。
一番の良さげな紙をキープして、他にも比較用でB5の画用紙やA1の特大ケント紙などを買った。店員にA1の特大サイズを棚から出してもらうと、もしこの紙で折った紙飛行機が綺麗に飛んだら息子は相当喜び、面白い動画に仕上がるだろうと思えた。
実は前回の紙飛行機動画は紙飛行機がうまく
飛ばず、あまり動画映えはしなかった。でも今回は準備万端。空を一直線に飛ぶ美しい紙飛行機の映像がイメージできた。
そして週末。いよいよ紙飛行機第二弾の動画制作がやってきた。
息子は撮影を重ねるごとに演技が上手くなるとか、こなれた感じというのは全くでてこない。
相変わらず微笑ましい感じの素人感が抜けない感じで紙飛行機企画を説明した。
その姿が息子の素直な性格がよく出ていて私は好きだった。
撮影は息子の提案を取り入れ、まずはギネス記録の紙飛行機の折り方を紹介した。
撮影は最近料理動画でトレンドの俯瞰撮影で行った。
撮影に三脚に取り付ける専用のスライダ式のバーを使用した。
実はその機材は私が趣味のインスタグラムでたまに料理動画を投稿して、その撮影で使うために持っていたのだ。
折り方の説明で使ったのはA4のコピー用紙。撮影では、息子は私の予想を上回る丁寧な解説をしながら紙飛行機を折った。撮影していると、親のイメージを超えて子が成長していることに気がつくことがある。嬉しい瞬間だ。
しかし、解説を終えて他の紙で紙飛行機を折り始めると予想外の反応が返された。
「この紙、固くて折りづらい」
まさかの結果である。
最初はB5の厚い画用紙だったからと思ったが、1番飛ぶと予想して買ったA3ケント紙もダメだった。
一応折れてはいいるのだが、紙の固さと厚さのせいで折り目が浮いて紙が密着されずに形がフワフワとしてしまうのだ。
試しに部屋で飛ばしてみると、壁までつかず墜落した。
残念そうな息子の顔を見ると私もショックだった。
父親が勝手に買ってきた紙が全然ダメで楽しみにしていた紙飛行機動画が台無しになろうとしている。
怒り出すかなと覚悟したが、息子は意外なことを言った。
「コピー用紙の紙飛行機がメインだから大丈夫!外だったら飛ぶかもしれないし」
本心なのか、父を気づかったのか分からないが、少し救われた。
その後、公園で紙飛行機を飛ばして検証した。
まあ、結果はほぼ予想通り。 ある紙飛行機以外は飛ばなかった。でも一つまともに飛んだからまだましか。
そして完成したのがこちらの動画。
編集して思ったのが、紙飛行機が飛ばず散々な結果だったが、その失敗も後から振り返れば楽しい思い出になったかなと。
でも、誰もが驚きそうな美しい紙飛行機の飛ぶ姿を撮ってみたいというのが本音。またリベンジかな。
あらくんチャンネルの記録 その7
「パパ、これ買って」
コンビニの買い物途中、息子はそう言うと小さな箱を買い物カゴに入れた。
息子は土曜日の朝に卓球クラブに通っていて、送迎途中にコンビニで朝ごはんを買うのだ。
「じゃあ、明日の卓球の試合が終わった午後に動画作ろうか」
その箱は結晶を作る実験キットだった。
息子なりにYouTubeのネタになりそうかなと目をつけたらしかった。値段も300円以下。これならまあ良いだろう。
翌日は県の卓球クラブチームに通う小学生の大会で、息子は初めての大会参加だった。
緊張するなか諦めずに戦ったが、全く歯がたたずに惨敗。小学校でのクラブ活動では校内チャンピオンだといきがってただけあって、ショックなようだった。
努力しないくせにプライドばかり高い息子なので、それなりに傷ついただろうと思った。
そんな帰宅後に、約束した通りYouTubeの動画撮影を行った。
試合で負けた後だからどうなることかと思ったが、息子はこう言った。
「卓球の試合の話していい?それで試合の映像をちょっと入れてさ」
自分がボロ負けした試合の話をするというのだ。息子の性格的に自分の恥をさらすようなタイプではなく、いつも他人に良く見られようとかっこつけている。
いったいどういうことかと、こっちもドキドキしながら撮影が始まった。
撮影は順調だった。息子も試合で負けたエピソードを入れ込みながら結晶を育てるキットの作りかたをレビューした。
ただ予想外だったのが、結晶が固まって完成するのに1~2週間かかるということ。パッケージを見ただけではそのことに気がつかなかった。
ということで、2週間後に再び撮影。
普通に完成した結晶を見せただけでは面白くないので、息子と話して途中経過を写真で撮ることにした。
毎朝結晶の育ち具合を見てその変化ぶりを話し、親子のコミュニケーションも増えた。
結晶の育ち具合も毎日変化があり、見ていて面白い。こういった実験系のレビューなら息子も勉強になるしいいかなと思った。
しかし2週間後、続きを撮影すると最悪な結果となった。
撮影した日曜日は家族4人で水族館に行く予定だったので、朝7時から撮影を始めた。
前日の夜には息子は撮影にノリノリだったのだが、当日は寝起きで機嫌が悪く、コメントもダラダラ。
YouTubeのレビューといえばカメラに向かってテンション上げめで語るのがセオリーだ。息子の場合、そこまで振り切れない性格なのでそれでも良いと思っていた。
また、カメラの前で満面の笑みと変顔を巧みに使い分けるタレントみたいなYouTuberも私としては引いてしまう。息子は自分なりのやり方で良いと思っていた。
だが、今日のやる気の無い態度には腹が立った。録画中もやる気のない感じなのだ。
動画の前半パートはそれなりに良く撮れたのでかなり残念だった。
私が腹を立てたのにはもう一つ理由があった。
水晶を育てた時に容器の淵にも結晶ができてその様子が面白かったのでレビューしようと2人で話していたのだが、その結晶も前日に勝手に削って壊していたのだ。
じつは撮影2日前くらいに結晶の表面が変色してしまい、本人的には結晶作りに失敗したと思ってそれを削ろうとして周りの結晶も削ってらしい。
息子の機嫌が悪いのも、結晶作りが自分のイメージ通りにいかなかったからかもしれない。
私は不機嫌でやる気の無い息子に腹が立ってイライラしたが、息子の動画なのでそのダメっぷりをそのまま出して息子に学んでもらおうと気持ちを切り替えた。
しかしその後、さらに私の怒りをかりたてる展開になった。
私はこのままダラダラと結晶の実験動画を出すのもどうかと思ったので息子に辞書で結晶の意味をしらべて知らない人に教えてあげたら?と言った。
すると息子は辞書で結晶を調べて読み上げるとこう言った。
「みんな、わかりますか?ぜーんぜん分かんない」
お前はバカか!
息子に始めてバカと言う言葉を当てる経験をした。もちろん心の中で呟いただけだが。
そして完成したのがこちらの動画。
この動画を編集していて私は大切なことを学んだ。
動画撮影で息子は何も悪くなかった。いや、逆に最高のパフォーマンスをしてくれたのかもしれない。
朝7時から眠いながらも頑張ってるけど、やっぱりダラダラしてしまう。そんな小学生のリアルな感じが味になっていた。
辞書で調べたけど結晶の意味が理解できなかったのも、よくよく内容を読むと私もよくわからない説明だった。
あそこで分かっているフリをしていたら、それこそ気持ち悪かったかもしれない。
私はそのことに気づくと考えた。
このYouTube動画制作は息子の好きなようにに、表現力を伸ばすため、とか考えてるけど、心のどこかで自分の手で面白い動画を作りたい。人に褒められるような、あわよくば人気チャンネルに作りあげたいと言う、大人の野心があるのではないか。
まあそんなことを考えさせられたのだが、今日はここまで。
また次回お会いしましょう!