ゲーム実況やる!?
あらくんチャンネルの記録 その6
「パパ、こんどゲーム実況できるかな?」
息子がそう言うと、私は即座に答えた。
「ゲーム実況だけはやめとこう。あれは高い機材を買わなきゃできないんだ」
映像の仕事ではパソコンやゲーム機の映像を収録する時にはBlckmagicという機材を使用する。これが六万円くらいするのだ。
息子も理解してくれたようだったが、数日後、
「テレビの画面をビデオで撮影したら出来るんじゃない?」
たしかにその通り!
とてもけなげな我が息子である。一所懸命考えたのだ。
でも私は画面のカメラ撮影はやりたくなかった。いくらYouTubeごっこでもある程度の映像的なクオリティーは保ちたかったからだ。
また、ゲーム実況だとゲーム音と息子の声を分けて収録しないと編集がやりづらい。
でも息子のやりたいことは応援したい。
そんなわけで、翌日にはゲーム収録機材を買ってしまった。
調べると高価なプロ機材意外にも1万円ちょいで買える機材もあったのだ。
そんなわけでゲーム実況の撮影スタート!
挑戦するのは任天堂switchの大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL。
私が息子に負け続け悔しい思いをしているゲームだ。
でも息子はこのゲームを解説できるのか?私にはアドバイスをくれたことがない。
だが実況をはじめると、息子は楽しそうに的を得た解説をするのである。
なぜだ?なぜ今までその初心者向けの上達テクを私に教えなかった!
そんなことを考えつつ編集して仕上げたのがこちらの動画です。
あらくんチャンネル
ゲーム実況動画を作ってわかったのは、編集が大変。慣れもあるかもしれないけど、撮影の時点でうまく構成するか、だらだらと長めの編集にしないと難しそうな気がしました。
また、私がゲームのことをわかってないのでより編集が難しいです。
とうぶんゲーム実況はやらなくていいかな?
あっ、でも機材買っちゃった。
ではまた次回!
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人気のアルミ玉を作ってみたものの・・・
あらくんチャンネルの記録 その5
「今日、先生と話したわよ」
会社から帰ると妻がそう言った。この日は息子の授業参観日で、授業見学後に息子のYouTube活動について担任と話してきたのだ。
結果から言うと、担任は息子が一人で親も知らずに勝手にYouTubeに動画をアップしていたと思って心配して電話をくれたようなのだ。
両親の了解のもと、父親と一緒にやっていると説明したら、それなら構いませんと言われたそうだ。
ちょっと胸を撫で下ろしたものの、ちょっと引っかかりが残った。
始めるまえからわかっていたが、YouTubeに否定的な人はたくさんいて、子どもがYouTubeに顔出しで活動することに関してはとても否定的な人が多い。私もその一人だったからその気持ちもよくわかる。
しかし、息子が学校で言いふらしたせいで、仲の良いご近所の方にまで活動が知れわたってしまったのだ。
まあ、私が映像の会社に勤めてるのを知ってるので、ある程度は理解してくれるかもしれない。でもこれだけは言っておきたい。
私がやらせてるんじゃなく、息子がやりたいと言って始めたんだよ〜〜〜!
そんなことがあっての四本目の動画制作である。
今回は前から息子がやりたがっていたアルミ玉の制作レビューだ。
アルミ玉とはアルミホイルを丸めてトンカチで叩いて玉にしたものだ。やすりがけや研磨剤を使うと驚くほど綺麗になり、ヒカキンをはじめ多くのYouTuberが動画を上げている。
そして、これだけやり尽くされた題材をどう撮影したら良いかのアイデアが浮かばないまま撮影が始まった。アルミ玉のクオリティーでは大人にかなうはずがない。
使ったのは市販されているアルミ玉のキット。
これにアルミホイルを二本追加して大きな見栄えのするアルミ玉をつくる予定だ。
ちなみに家の中での撮影は三脚を使用している。編集するときに、コメントの間をバツバツ切ったり早送りも多様するのがYouTubeの編集技法で使われる。それが手持ちのカメラだとうまく編集できないからだ。
これはテレビと違いカメラ一台で撮影するYouTubeが生んだ編集カルチャーだ。
そんなわけで三脚をつけて撮影開始!
しかしアルミ玉をつくりはじめるや、息子は「これでいいか」と予定の4分の1もアルミホイルを使わないまま仕上げにとりかかるのである。
私はそのガッツのなさにがっくりした。だがその後の作業を見ると、息子の判断に納得した。
アルミホイルを丸めたのち、トンカチで叩きやすりがけするのだが、これが本当にキツイ作業なのだ。
ひたすら黙々と作業する息子に同情しつつ、私は液晶画面をひたすら見つめこう考えた。
これ、面白い動画にならないな。失敗だ。
そして出来上がった動画がこちら。
あらくんチャンネル
アルミ玉を作る大変さと、早送り多様したのど三脚の大切さは充分伝わる動画になったと思う。
面白いかどうから置いておいて。
ではまた次回!
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トラブル発生!
あらくんチャンネルの記録 その4
「あららー(息子)が学校で大変なことになっちゃったの」
会社から帰宅するなり妻が言った。
ケンカでもしたかなと思ったが、聞くと息子の担任から電話がかかってきて、息子がYouTuberになったと友人らに言いまわってクラスがざわついて大変なことになってるからYouTubeをやめさせてくださいと言われたとか。
私は学校で知られたら面倒くさくなりそうだと初めから分かっていたので、息子には当分友人たちには秘密にしておいてと、約束してたのだ。
だが、約束はあっという間に破られることとなった。
まあ、確かに黙っていられない気持ちもわかるが、理由も説明していただけに残念だった。その後、友達に言っちゃダメっていったじゃないかといったが、本人はあまりピンときてないようだった。
まあ、そんなことがあってからの三本目の動画制作である。
作るのはZOIDSという動物ロボットのオモチャのレビュー動画だ。これは第一回で紹介したワールドホビーフェアで購入したもので、限定カラーのライオン型のZOIDSだ。
で、これを開封組み立てレビューするはずだったのだけど、息子が遊ぶのを我慢できずに既に組み立ててしまっていた。
仕方ないのでもう一体持っていた恐竜タイプのZOIDSと戦わせるストーリーに変更。
ちなみに息子との動画制作は簡単な大きな流れだけ話し合って決めてあとは息子まかせのアドリブだ。
今回も息子任せで撮影を始めると、息子が想定外の行動をとった。
机の下から何か出すと、
「やっぱ、ばかうけは美味しいです〜!」
とせんべいを食べ出したのだ。
私はただただ笑いをこらえるしかなかった。
あまりにもシュールだったし、息子がそんな突拍子もない行動をとるとは考えたことも無かったからだ。
その後は予定通りライオン型のZOIDSを紹介し、恐竜型と対決させて無難に終えた。
しかし、そこからさらに息子は暴走。再びばかうけを取り出し、恐竜型のZOIDSの必殺技でばかうけが割れるかやってみますと言い、レビューを続けるのだ。
これには笑いが吹き出るところだった。
そして息子を見直した。
このオチをあらかじめ決めていて、冒頭でばかうけをたべていたのだ。
前回の紙飛行機同様、自分なりななストーリーを作っていたのだ。
それにしても息子よ、なぜ事前に私に教えないのか。まるで撮影で、私がドッキリを仕掛けられているようだ。
まあそんなこんなで完成した動画がこちら。
あらくんチャンネル
レビューは息子のシャイなところが出てて父親的には微笑ましいけど、一般の人がみたらどうなのだろうか?
私からYouTuberらしくなるようにアドバイスしようとも思ったが、私も素人なので悪い方向に行きかねない。まあよくわからないけど、このまま息子の好きなようにやらせてみよう。
まあとにかく、ばかうけの演出には驚いたし、次の撮影が楽しみになってきた。息子もアイデアを実現できて満足そうである。
でも、そう言えば学校の担任から、YouTubeをやめさせるように電話がきてたんだった。
さて、どうするかな。
ではまた次回!
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世界一の紙飛行機はどれだけとぶのか?
あらくんチャンネルの記録 その3
「こんど紙飛行機の動画を作りたい!」
さっそく息子が動画企画を持ち込んできた。
私が知らない間に母親に頼んで『体験!!世界一の紙ヒコーキ』というものを買ってもらっていたのだ。
そこには既に折られた世界一飛ぶという紙飛行機と、いろんな紙飛行機の折り方紹介の図集、飛行機用の紙が入っていた。息子はこの世界一飛ぶ既成の紙飛行機と自分が折った紙飛行機を飛ばし競わせる動画を撮りたいと言うのだ。
まあ、企画としては悪くない。いや、面白いとさえ思えた。
というわけで動画撮影のスタート!
「さあ、頑張って飛行機の折り方を視聴者に紹介するんだぞ」というと。
「もう作ってあるから大丈夫!」
自信満々に答えた。
普通のYouTube動画だったら折り方を教えるところから紹介だろ!と言いたいのをこらえた。息子のやりたいようにやらせてあげたいのだ。
あくまでこの親子のYouTubeごっこは真剣にYouTuberを目指してるわけではなく、息子がこの体験を通して、何かしら成長して欲しいと考えているからだ。そんなわけで息子があらかじめ作った紙飛行機を持って公園に向かった。
さっそく撮影したのだけど、息子が飛行機を飛ばすのがかなり下手だった。
空を綺麗に飛ぶ紙飛行機の映像を撮ろうと意気込んでた私にはかなりショックだった。世界一飛ぶ紙飛行機があまり飛ばないのだ。
私もカメラに必死でアドバイスもできずにただただすぐに落下する紙飛行機を撮りつづけた。
そしてろくに飛ばないまま、用意した四機の紙飛行機を飛ばし終えた。悲惨な映像になりそうだと私もかなりショックだった。
と、その時。
「が!」
と息子が言ってカメラからフレームアウトし、隠し持ってきていたオリジナルの大きい紙飛行機をカメラに紹介したのだ。目をキラキラと輝かせながら。
結果、その紙飛行機がそこそこ飛んで、何と見られる動画を完成させることが出来た。
YouTube動画制作二回目だが、この時私は不安ながらもYouTub動画制作に挑戦して良かったと思えた。
前半で紹介しなかった隠しの紙飛行機を持っていて、最後にそれを出してドキドキ感を煽る。
幼稚かもしれないけど、息子なりに動画のストーリーを考えていたのだ。ちょっと感動した。
そして出来上がったのがこちらの動画です。
紙飛行機の飛ばし方を教えて撮り直せばよかったとも思ったが、飛ばないなりの息子のリアルな表情が撮れて良かったとも思う。
それではまた次回!
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記念すべき第1回目の動画制作!
あらくんチャンネルの記録 その2
「ユーチューバーになりたい」という息子の一言でYouTubeを始めることになった親子だが、二人とも素人。
何からやってよいかわからないが、とにかく動画を撮らなければならない。
どんな動画を撮ろうか考えても、YouTubeの動画には様々なジャンルがある。オモチャやアイテムのレビュー、ゲーム実況、ドッキリ、料理、ハンドメイドなど、ホントにたくさんある。
息子が好きなYouTuberはヒカキンさん、はじめしゃちょー、フィッシャーズということは知ってたが、我が息子がどんなYouTuberになりたいか、親の私ですらよくイメージできない。息子は恥ずかしがり屋の内弁慶で人を楽しませて笑わせるようなキャラではないからだ。
はたして動画を作れるのか?
だが我々親子には幸運にも週末にビッグイベントを控えていた。
ワールドホビーフェア2019という子ども向けオモチャメーカーが集まるイベントに行くことが決まっていたのだ。
そしてイベント当日、朝5時半に家を出てイベントに向かった。
息子とは事前にイベントのレポートみたいな動画を撮ろうと話し合っていた。
イベント会場に到着すると、とりあえず会場前で導入のコメントを撮ることにした。
私はとりあえず、「イベントにやってきました〜。紹介します!」的なコメントを撮ろうとしたけど、息子はカメラを向けたとたんにモジモジしだした。ゴニョゴニョと恥ずかしそうにコメントしつつも、頭の中は自分の背後ですでに列に並ぶ子たちのことでいっぱい。とにかく早く列に並びたいのだ。
▼撮影機材は元々持ってたビデオカメラ
そんなわけで一言撮影すると息子は入り口に走りだしてしまった。
私も慌てて追いかける。
会場前にはすでに行列が出来ていて、息子に何か喋ってよと言っても、「やってきましたー」的なことを一言しか言わない。
さらに列にならぶと周りの目を気にして「もうカメラよして!」と機嫌が悪くなる。
そんなわけで会場に入る前には2、3のコメント
しか撮れなかった。
限定ショップでは撮影できる雰囲気じゃなかったので私も自粛。
ようやく買い物を終えてメイン会場に入った。よし!レポート撮影するぞー!と意気込む私をよそに、息子は10分もたたずに「もう帰ろう」と言う。
イベントのレポートなど一言も言わないのだ。
私もオモチャイベントの騒がしさに耐えかねたのでしぶしぶ帰ることに。
でも初回から撮影失敗も情けない話なので、買ったオモチャのレビュー企画に変更することに。そんなわけで会場外でレビューのフリコメントだけ撮影。
そして出来上がったのがこちらの動画です。
YouTube、とても大変です。
でも、部屋でのベイブレードのレビューは始めてのわりにはちゃんと説明していて驚きました。
私だったらカメラ前にこんなに説明できる自信はありません。少し見直しました。この先がちょっと楽しみです。
ではまた次回!
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子どもがYouTuberになりたいと言いだした
あらくんチャンネルの記録 その1
「ユーチューバーやりたいけど、パパ動画作れる?」
小学4年の息子がモジモジと恥ずかしそうに言った。
一瞬どう反応しようか迷ったが答えた。
「うん、できるよ。パパ、映像得意だもん」
私は映像関係の仕事をしてるので、できないとも言えなかった。YouTube動画を作ったことはないが、経験上、できなくはなさそうにも思えた。
だが、youtubeは専門外。これに手を出したら相当面倒なことになるのは目に見えていた。
撮影、編集、アップロード。これを小学四年生の我が子ができるとは到底思えない。
どうせ面倒なことは私が押し付けられるに決まっているのだ。
しかし、恥ずかしそうにユーチューバーになりたいと言った息子がこれまでになく目がキラキラしていて楽しそうに感じた。
この目を見たら親としては断れない。
そして息子が続けた。
「編集ってできるようになるかな?」
ちょっと驚いた。
ユーチューバーといえば楽しそうなことや大人に怒られそうなことを、思いっきり楽しくやるエンターテイナー的なところに目がいく。
なのに息子は一番面倒くさそうな編集に興味を持っているのだ。
正直、息子はスポーツも勉強も得意ではない。おそらく学校でも目立ったり、一目置かれる存在でもないと思う。
家でダラダラしてYouTubeばかり見ている姿をみていてので、YouTubeにはあまりいい印象がなかった。しかもキッズユーチューバーなどなおさら印象が悪かった。
しかしながら、小学生の人気職業にユーチューバーが上がるという記事も目にするほど輝かしい職業になっている。
もちろん、競争率も高く、普通の人がその中に入って活躍するなんて社会人の私にはそこでチャレンジする気などおきるわけはなかった。
普通の親なら、そんなの無理だやめておけと一笑にふしてしまうだろう。
しかし、私がYouTube動画を作れると聞いた息子の嬉しそうな顔を見たら、そんなことは言えなかった。
YouTuberを本気で目指すのではなく、親子二人でyoutuberごっこをしながらコミュニケーションをはかる目的ならやってみる価値はあるのかもしれない。
そう考えると私はこう言った。
「よーし!YouTuberになっちゃうか!」
この一言を聞いた息子の顔を、私は一生忘れることはないだろう。
さあ、これからどんな日々が待ってるのだろう。こんなにワクワクしたのはいつぶりだろうか。もう思い出せない。
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ちなみ息子が好きなYouTuberは、超有名なヒカキンさん。スライムのお風呂に入ったりするちょっと過激なはじめしゃちょー。アスレチック紹介が人気のフィッシャーズなど、小学生に人気な超メジャーどころだ。
下記に動画がありますが、息子がこんな感じになれるイメージが湧かない。一体どんなYouTuberになりたいんだろうか?
ヒカキン
はじめしゃちょー
フィッシャーズ
ではまた次回!