あらくんチャンネルの記録 その1
「ユーチューバーやりたいけど、パパ動画作れる?」
小学4年の息子がモジモジと恥ずかしそうに言った。
一瞬どう反応しようか迷ったが答えた。
「うん、できるよ。パパ、映像得意だもん」
私は映像関係の仕事をしてるので、できないとも言えなかった。YouTube動画を作ったことはないが、経験上、できなくはなさそうにも思えた。
だが、youtubeは専門外。これに手を出したら相当面倒なことになるのは目に見えていた。
撮影、編集、アップロード。これを小学四年生の我が子ができるとは到底思えない。
どうせ面倒なことは私が押し付けられるに決まっているのだ。
しかし、恥ずかしそうにユーチューバーになりたいと言った息子がこれまでになく目がキラキラしていて楽しそうに感じた。
この目を見たら親としては断れない。
そして息子が続けた。
「編集ってできるようになるかな?」
ちょっと驚いた。
ユーチューバーといえば楽しそうなことや大人に怒られそうなことを、思いっきり楽しくやるエンターテイナー的なところに目がいく。
なのに息子は一番面倒くさそうな編集に興味を持っているのだ。
正直、息子はスポーツも勉強も得意ではない。おそらく学校でも目立ったり、一目置かれる存在でもないと思う。
家でダラダラしてYouTubeばかり見ている姿をみていてので、YouTubeにはあまりいい印象がなかった。しかもキッズユーチューバーなどなおさら印象が悪かった。
しかしながら、小学生の人気職業にユーチューバーが上がるという記事も目にするほど輝かしい職業になっている。
もちろん、競争率も高く、普通の人がその中に入って活躍するなんて社会人の私にはそこでチャレンジする気などおきるわけはなかった。
普通の親なら、そんなの無理だやめておけと一笑にふしてしまうだろう。
しかし、私がYouTube動画を作れると聞いた息子の嬉しそうな顔を見たら、そんなことは言えなかった。
YouTuberを本気で目指すのではなく、親子二人でyoutuberごっこをしながらコミュニケーションをはかる目的ならやってみる価値はあるのかもしれない。
そう考えると私はこう言った。
「よーし!YouTuberになっちゃうか!」
この一言を聞いた息子の顔を、私は一生忘れることはないだろう。
さあ、これからどんな日々が待ってるのだろう。こんなにワクワクしたのはいつぶりだろうか。もう思い出せない。
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ちなみ息子が好きなYouTuberは、超有名なヒカキンさん。スライムのお風呂に入ったりするちょっと過激なはじめしゃちょー。アスレチック紹介が人気のフィッシャーズなど、小学生に人気な超メジャーどころだ。
下記に動画がありますが、息子がこんな感じになれるイメージが湧かない。一体どんなYouTuberになりたいんだろうか?
ヒカキン
はじめしゃちょー
フィッシャーズ
ではまた次回!